メイが生まれてから4週間たった。今の体重は生まれたころの33倍以上で1345g。ブロイラーではない鶏の場合、同じ日齢で270gなのでどれだけ急激に太らされているかがわかる。メイは今でさえ自分の重い体を持て余しているが、これから22日後にはさらに3kgもの体重になっていく。そのころのメイに、今の愛らしい面影は残っているのだろうか。
体重1345g
種鶏=親鳥
メイたちはどんどん食べてどんどん太るように「品種改良」されていますが、このことは種鶏(メイのような肥育用のブロイラーを産まされる親鳥)に別の苦しみをあたえています。
種鶏は繁殖に支障がでないよう1/2-1/4に給餌制限されているからです。ブロイラー種はそもそも大量に食べるように「改良」されてるため、制限されたブロイラー種鶏は飢えに苦しみます。
動物愛護法に違反した行為
動物の愛護及び管理に関する法律では鶏は愛護動物にあたります。今日もメイたちは、動物愛護法違反の虐待を受けている可能性があります。
・水を与えずに衰弱させる行為(第44条第2項)
・怪我をした雛を治療しない行為(第44条2項)
・弱ったり疾病を抱える雛を治療せずに衰弱させる行為(第44条2項)
・雛を餓死、衰弱死させる行為(第44条1項)
・糞尿が堆積した場所で動物を飼育する行為(第44条2項)
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