日本のブロイラーは産まれて50日で出荷される。つまり殺されるまでの時間があと半分となった。
メイたちの体重はずっと継続して増え続けている。ブロイラーのように急激に太るよう育種されていない鶏だとこの体重になるのに100日かかる。不自然な速さで成長するよう品種「改良」された雛たちは、通常の4倍ものスピードで太るから、身体が追いつかず、ある雛は歩行障害に、さらにある雛は立ち上がれなくなった。1日がすぎるごとに、そういう雛が増えていっているようだ。
体重1120g
品種改”良”
急激な成長がアニマルウェルフェアの問題を引き起こすことが明らかになっているにも関わらず、日本の「家畜改良増殖目標」では、一日も早い増体が目標として掲げられている。
動物愛護法に違反した行為
動物の愛護及び管理に関する法律では鶏は愛護動物にあたります。今日もメイたちは、動物愛護法違反の虐待を受けている可能性があります。
・水を与えずに衰弱させる行為(第44条第2項)
・怪我をした雛を治療しない行為(第44条2項)
・弱ったり疾病を抱える雛を治療せずに衰弱させる行為(第44条2項)
・雛を餓死、衰弱死させる行為(第44条1項)
・糞尿が堆積した場所で動物を飼育する行為(第44条2項)
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