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15日齢 呼吸器障害で苦しむ

メイたちが大きくなるにつれて、鶏舎の中は過密になってきた。右を見ても左を見ても雛でいっぱいだ。日々、スペースが無くなって混雑していくことに、メイたちは不安とストレスを感じはじめている。

途中で死んでしまわない限り、メイは35日後に肉にされるために”出荷”される。そのころには体重は3kgほどになっているはずだ。急激に太るように品種改良されてきた雛はあっと言う間に大きくなる。今の6倍もの大きさに育った出荷時には、鶏舎の中は足の踏み場もない状態になるだろう。

体重508g


ブロイラーという品種

動物の健康はお構いなしにどんどん改悪される

国内で利用されるブロイラー種の代表的なものは「コブ」「チャンキー」で日本のブロイラーの90%はチャンキーだと言われています。そのチャンキーを育種しているアビアジェン社の出している成績目標をみてみると、2007年に50日齢のオスで3,634gであった体重が2014年には3,851g、さらに2019年には3,989gに増体していることが分かります。信じがたいことに、いまもなお「品種改良」という名の増体が続けられているのです。

動物愛護法に違反した行為

動物の愛護及び管理に関する法律では鶏は愛護動物にあたります。今日もメイたちは、動物愛護法違反の虐待を受けている可能性があります。従業員は故意に虐待をしているのではなく、オーナーがそのような環境を用意し、行わせているということです。
・疾病のある雛を治療しない行為(第44条2項)
・弱ったり疾病を抱える雛を治療せずに衰弱させる行為(第44条2項)
・雛を餓死、衰弱死させる行為(第44条1項)
・糞尿が堆積した場所で動物を飼育する行為(第44条2項)


壁際に座り込む15日齢のメイ
少しづつ動ける場が減っていく

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