体重856g

産まれたころの20倍以上に増加。例えば採卵鶏の場合、21日齢の時の体重は200gほどにすぎない(採卵鶏は早く成長するような品種改良はされていない)。ブロイラーはその4倍ものスピードで成長している。

地面があまりにドロドロになると、時々新しいノコクズが少し加えられることもある。汚れていないサラサラなノコクズがメイたちは大好きだ。新しいノコクズのところに急いで行って、地面をひっかき、体を擦り付け、体を震わせて、雛たちは一心に砂浴びをする。すごくうれしそうだ。でも、新しいノコクズはほんの少ししかない。じきにまた糞を吸って固くなり砂浴びはできなくなるだろう。それでもメイたちは夢中になって久しぶりの砂浴びを楽しんだ。


ノコクズの追加

久しぶりに足元がさらさら

敷料は日齢がたつにつれて糞を吸って悪化していきます。悪くなった敷料の管理方法として「入れかえる」という方法をしている農場は少なく、3.5%にとどまります。床を攪拌したり、ノコクズを追加したり、あるいは何もしない、というのが一般的です。またノコクズを追加すると言っても、費用がかかるため、十分なノコクズが追加されるわけではなく、出荷前には鶏舎の地面がドロドロになっていることもあります。

動物愛護法に違反した行為

動物の愛護及び管理に関する法律では鶏は愛護動物にあたります。今日もメイたちは、動物愛護法違反の虐待を受けている可能性があります。
・怪我をした雛を治療しない行為(第44条2項)
・弱ったり疾病を抱える雛を治療せずに衰弱させる行為(第44条2項)
・雛を餓死、衰弱死させる行為(第44条1項)


久しぶりに砂浴びをした21日齢のメイ

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20日齢 砂浴びができなくなった

22日齢 飢えと乾き